冷蔵庫のスマートな処分ガイド:正しい捨て方と費用削減の秘訣7選 – プロのアドバイス付き!

冷蔵庫のスマートな処分ガイド:正しい捨て方と費用削減の秘訣7選 – プロのアドバイス付き!

「不要になった冷蔵庫を処分したいけれど自治体の粗大ごみに出せないし、どのように処分すれば良いの?」「新品に買い換えるのに古い冷蔵庫の捨て方がわからない」とお困りではありませんか?

冷蔵庫や冷凍庫は家電リサイクル法に基づく4品目に該当するため、自治体の行政サービスによる粗大ごみ排出は不可となっています。そのため、不要になった冷蔵庫は自己責任において適正な方法で処分しなければなりません。

そこで、この記事では冷蔵庫の正しい捨て方と処分方法について詳しく解説します。お手持ちの冷蔵庫の処分でお困りの方、新品に買い換える予定のある方はぜひ参考にして下さい。

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目

冷蔵庫 (冷凍庫も含む) は家電リサイクル法に基づく4品目に該当するため、適正な方法で処分するように心がけて下さい。

家電リサイクル法とは?

廃棄物の量を減らすことによって地球環境を守り抜き、不用品に含まれる貴重な資源を有効的に活用することを目的に制定されたのが家電リサイクル法です。正式名称は特定家庭用機器再商品化法で、この法律は2001年4月より施行されました。

冷蔵庫の処分費用の料金相場

家電量販店に依頼する際の冷蔵庫処分・リサイクルの費用相場は4000円台~5000円台となっています。ただし、冷蔵庫の型式・サイズ・容量によって処分費用には格差が生じます。リサイクル料金とは別に運搬費用が発生し、お店によっては別途手数量が加算される場合があります。

冷蔵庫の捨て方・処分方法

冷蔵庫の捨て方・処分方法は新品への買い換えのタイミングで電気屋や家電量販店に引き取りしてもらう方法があります。また、引越しにともない冷蔵庫の処分する場合は引っ越し業者に回収してもらうこともできます。この他にはリサイクルショップでの買取、フリマアプリで出品する方法、不用品回収業者を利用する方法もあります。

①冷蔵庫買い替え時に販売店で引き取り

大手家電量販店のヤマダ電機・エディオン・ケーズデンキ・ヨドバシカメラ・ビックカメラでは新品を購入する際の引き取りサービスに対応しています。

ヤマダ電機

ヤマダ電機では2015年以降に製造された冷蔵庫で、正常な状態で稼働する製品に限り、「良品買取」のサービスを行っています。査定の結果、買取不可となった場合は家電リサイクル法に基づくリサイクル回収が適用されます。
冷蔵庫の引き取りではリサイクル回収料金と運搬費込みで6240円 (税込) ~8649円 (税込) の費用がかかります。自宅など指定場所での訪問回収を依頼する場合は、さらに2750円 (税込)の費用が追加されます。

エディオン

エディオン (EDON) の冷蔵庫の処分費用の相場は、内容積171リットル以下の冷蔵庫は3740円 (税込)、171リットル以上は4730円 (税込)です。新品の配送時に引き取りを依頼する場合や、古い冷蔵庫の引き取りのみ依頼する場合は、1100円(税込) ~ 2750円(税込)の運搬費用がかかります。

ケーズデンキ

ケーズデンキでは冷蔵庫・冷凍庫・ワインセラー・保冷庫・冷温庫のリサイクル回収に対応しています。リサイクル料金は3740円 (税込) ~ 4730円 (税込)、運搬・収集費用は一律2200円 (税込) です。この他には別途出張費が距離に応じて3300円 (税込)から発生します。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラで冷蔵庫を処分する際には、内容積171リットル以下の場合は3740円(税込)、171リットル以上では4730円(税込)のリサイクル回収料金がかかります。一部のエリアでは搬送費が別途追加料金が加算される場合がありますので、事前にご相談下さい。

ビックカメラ

ビックカメラで冷蔵庫の処分をご希望の方は、公式サイト上にて冷蔵庫リサイクル申込み券を購入可能です。冷蔵庫のリサイクル回収料金はメーカー・機種・内容積により3740円(税込) ~ 6149円(税込)です。

冷蔵庫の搬出作業で3名以上の作業スタッフが必要とされる場合は、1人につき3300円 (税込) の作業料金が別途かかる場合があります。

②引越し業者による回収

次に、大手引っ越し業者の日通・サカイ引っ越しセンター、アート引越センターでの冷蔵庫処分・引き取りサービスについて見ていきます。

日通

日通では冷蔵庫の処分や、家電リサイクル法に基づく4品目の引き取りに関しては対応不可となっています。 (2024年3月上旬時点)

サカイ

かわいいパンダのロゴマークでおなじみのサカイ引越センターでは、不要になった冷蔵庫の引き取りを有料で行っています。さらに、一部のエリアでは引っ越し時の買取サービスにも対応しています。冷蔵庫処分・買取・引き取りの可否や料金体系は事前にご相談下さい。

アート引越しセンター

アート引越センターでは冷蔵庫の引き取りサービスに対応可能ですが、「リサイクル回収料金や運搬費用は事前に要見積もり」とのことです。

③リサイクルショップでの買取

大手リサイクルショップのハードオフやトレンジャーファクトリーでは、不用になった冷蔵庫の買取・引き取りサービスを強化しています。

ハードオフ

ハードオフは本やCD買取サービスでおなじみのBOOK OFFの姉妹店です。冷蔵庫の買取価格は明確にしていませんが、パナソニック・シャープ・東芝など多彩な家電ブランドの冷蔵庫買取りに対応可能です。ハードオフでは原則として「製造後7年以内の製品であれば買取可能」とのことです。

トレジャーファクトリー

「トレファクONLINE」のサービスサイトを運営するトレジャーファクトリーでは、冷蔵庫をはじめとする家電リサイクル回収に対応しています。リサイクル料金と運搬費用がかかりますが、料金体系の詳細については最寄りの店舗にて事前にご相談下さい。

④フリマアプリ・オークションサイトに出品

不要になった冷蔵庫をフリマアプリやオークションサイトに出品する方法もありますが、利用規定を正しく理解した上で適正な価格で売買取引を行うように心がけましょう。

ジモティー

ジモティーでは大手家電メーカーの2ドア~5ドアの冷蔵庫が出品されています。買取または無料で譲ることも可能で価格設定も自由ですが、個人間での取引であるため、相手への配慮に欠くことがないようにご留意下さい。

メルカリ

メルカリは幅広い年代層の方に親しまれるフリマサイトです。ひとり暮らし向けの小さな冷蔵庫から大家族向けの大型冷蔵庫まで、多彩なアイテムが出品されています。出品の際には冷蔵庫の外側や庫内の汚れを拭き取り、清潔な状態にしておくのがマナーです。取扱説明書や保証書も合わせて出品しておくことで信頼度が高まります。

⑤不用品回収業者での回収

不要になった冷蔵庫の処分にお困りの方は、不用品回収業者に相談してはいかがでしょうか。不用品の容量や大きさに応じて最適な料金プランを選定し、室内からの搬出・運搬・回収・処分まで徹底したワンストップ対応です。一部の業者では不用品の買取・リサイクル事業にも対応しており、安い料金で対応できるケースもあります。冷蔵庫を処分する際のリサイクル料や買取価格は明確にしていないので、事前に見積もりを取ってご確認下さい。

処分前には水抜きが必要?

冷蔵庫を処分する際には事前に水抜き作業を行ってから運び出しをするのが常識です。大型冷蔵庫には蒸発皿が設置されていますが、1人暮らし向けの小さな冷蔵庫にはついていないケースが多いのでご注意下さい。

最低8時間以上前には冷蔵庫の中を空 (から) の状態にして電源を外します。冷蔵庫の外側や庫内に水が付着した場合や、冷蔵庫周辺の床が水で濡れた場合は必ず拭き取りましょう。

業務用冷蔵庫の処分方法は?

業務用冷蔵庫を処分する場合は、第一種フロン類充填回収業者や産業廃棄物運搬業の許可を得た業者に依頼する必要があります。業務用冷蔵庫を一般家庭で使っている場合は家電リサイクル法の対象外となります。業務用冷蔵庫は製品区分では「冷蔵庫」ではあっても、業務用に製造された製品であるため、一般家庭用の家電製品ではありません。 一般家庭用の冷蔵庫と業務用冷蔵庫では仕様・容量・性能・電力・燃料にもそれぞれ違いがあります。そのため、家電リサイクル法に基づく4品目には該当しないのでご注意下さい。

ホシザキ

ホシザキの業務用冷蔵庫を処分する際には、改正フロン法 (フロン使用の合理化・適正化に関する法律) を正しく理解した上で適正な方法で処分しなければなりません。業務用冷蔵庫には温室効果ガスが使用されているため、地球温暖化への影響力が高いものと考えられているからです。

フロン類を適切な方法で回収しないまま業務用冷蔵庫を廃棄処分した場合は、改正フロン法に基づきペナルティとして罰金が科せられることとなっています。

自治体では回収できないケースが多い

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象となっているため、自治体では可燃ごみ・不燃物・プラスティック資源・粗大ごみとして出すことはできません。

家電リサイクル券とは?

家電リサイクル法に基づく冷蔵庫 (冷凍庫も含む) の処分では、家電リサイクル券システムの導入により、家電リサイクル券を購入することが前提となります。家電リサイクル券は料金販売店回収方式と料金郵便局振り込み方式、この2つのタイプに区分されています。

実際に冷蔵庫・冷凍庫を処分する際には、メーカー・機種・大きさなどの条件によって家電リサイクル券の料金には格差が生じます。

家電リサイクル券システムおよびリサイクル料金について知りたい方は、一般財団法人家電製品協会の公式サイトより「リサイクル料金PDF」のページをご参照下さい。

クレジットカードにも対応:エコスリーでは現金以外にも各種クレジットカードでお支払い可能です。
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