【2024年最新】パソコンの捨て方・処分方法完全ガイド- 安全かつ低コストで行う方法、

【2024年最新】パソコンの捨て方・処分方法完全ガイド- 安全かつ低コストで行う方法、

ビジネスからプライベートまで多彩な目的で使えるパソコンは、今やわたしたちの日常生活にすっかり溶け込み、マストアイテムとなりました。

IT利活用が進み、新機能が搭載された新品のパソコンを購入する際に、これまで愛用していた古いパソコンの処分をどうすれば良いのか、お困りではないでしょうか。

パソコンは他の家電製品とは異なり、可燃物の日や資源ごみの日にごみステーションに出すことはできません。
パソコンには仕事やプライベートで使う重要なデータが含まれているため、必ず消去してから適正な手段で処分しなければなりません。

そこで、この記事ではパソコンの正しい捨て方について詳しく解説しますので、パソコンの廃棄処分でお困りの方はぜひ今後の参考にしてみて下さい。

「家電リサイクル法」によりリサイクルが義務化

冒頭でもお伝えした通り、パソコンをごみステーションなど一般家庭の廃棄物として出すことはできません。

その背景には、家電リサイクル法が大きく関わっています。

家電リサイクル法の正式名称は「特定家庭用機器商品化法」で、一般家庭から排出される廃棄物を減少させることによって、美しい地球環境を守り抜くことが大きな目的です。

家電製品には貴重な資源が含まれており、これを有効的に活用するリサイクルを推進するのが家電リサイクル法です。

2001年4月から施行された家電リサイクル法では、テレビ・エアコン・冷蔵庫 (冷凍庫)・洗濯機の4品目が対象となっています。全国各地の家電メーカーや家電量販店、小売業者などがリサイクル事業に取り組み、リサイクル活動の推進と普及を目指しています。

資源有効利用推進のパソコンの種類

古いパソコンや故障して使えなくなったパソコンは資源有効利用促進法に基づき、家電メーカーによる回収およびリサイクルが義務化されました。資源有効利用促進法とは循環型社会の形成を目的として制定された法律で、リユース・リデュース・リサイクルの取り組みを推進します。

資源有効利用促進法の対象となるパソコンの種類は、ノートパソコン・デスクトップパソコン (モニターも含む) です。一般家庭・企業・事業所で使われるパソコンが主な対象となります。

ただし、マウスやキーボード、プリンターやスキャナーなどの周辺機器は対象外となります。

経済産業省ではパソコンに含まれる貴重な資源を有効的に活用して廃棄物の削減を目指し、リサイクル推進に向けて協力を呼びかけています。

資源有効利用促進法の対象パソコン

  • ノートパソコン
  • デスクトップパソコン
  • デスクトップパソコンのモニター

パソコンの処分方法

ここまで、パソコンを自治体のごみ収集日には処分できないことをお伝えしました。そこで、パソコンを適正に処分する6つの方法について以下の通り解説します。

1.家電量販店での回収

古いパソコンは、ヤマダ電機・ヨドバシカメラ・ケーズ電気・エディオンなど、全国各地の家電量販店にて回収してもらえます。

ヤマダ電機

家電量販店の代表格であるヤマダ電機では、古いパソコンの処分やリサイクル活動を強化しています。

回収方法は最寄りの店舗への持ち込み、「インバースネット YAMADA HLDGS.」のサービスサイトからの申込みです。店舗・ネット申込みの双方とも、パソコンの処分費用は無料です。

インスバーネットでは送料などすべて含めて完全無料、ヤマダ会員の方は200ポイント付与される特典もあります。
ISMS認証取得の事業所にてデータ消去が行われるため、重要なデータが外部に漏洩するリスクはありません。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラでは、古いパソコンを無料で処分してもらえます。宅配によるパソコン回収にも対応可能ですが、1回の配送につき回収費用込みで1,950円 (税込) の配送料と手数料が別途かかります。最寄りの店舗への持ち込みの場合は無料で回収可能です。

ケーズデンキ

ケーズデンキでは、一般家庭用のパソコンやタブレット端末を全国各地の店舗にて回収しています。パソコン本体の回収は無料ですが、pcモニターは1台につき1,100円 (税込)の費用がかかります。

エディオン

エディオンでは店舗への持ち込みに限り、パソコンの回収に対応しています。リサイクル料金は無料で、回収後にデータ消去されるので安心して一任できます。

無料回収の対象となるのは、パソコン本体・パソコンのキーボード・自作パソコンです。ただし、自作パソコンの場合は、マザーボード・グラフィックボード・HDD (ハードディスク) ・CPUのうち、3つ以上含まれるものに限定されます。

2.パソコンメーカーでの回収

パソコンの製造会社であるメーカーにて回収してもらう方法もあります。冒頭でお伝えした通り、資源有効利用促進法に基づき、各メーカーにて不用になったパソコンを回収し、適正な方法でリサイクルや処分を行うことが義務づけられています。

参考までにパソコン主要メーカーのリサイクル回収受付窓口の営業時間を下記の通り記載します。
パソコンメーカーでのリサイクル回収ではHDD (ハードディスク) などの記録媒体を物理的に破壊するのが一般的です。

重要なデータが含まれる場合や、漏洩リスクを未然に防止するためにも、自己の責任で対応することが推奨されています。

メーカー名受付時間メーカー受付窓口の連絡先
BUFFALO・DEC・COMPAQ・EPSON・GATEWAY・HITACHI・HP (ヒューレットパッカード)・VAIO【月 ~ 金】 10時 ~ 17時 ※土・日・祝日・年末年始は休業パソコンリサイクル受付センター (パソコン3R推進協会) 044-540-0576
FUJITSU【月 ~ 金】9時 ~ 17時 ※日・祝日・年末 年始は休業富士通パソコンリサイクル受付センター
https://azby.fmworld.net/recycle/
※公式サイトからの申込み可・電話不可
DELL【月 ~ 金】
9時 ~ 12時 
13時 ~ 17時30分 ※土・日・祝日・年末年始は休業
DELL日本 リサイクルサービスご案内窓口 050-1703-4611

【補足事項】
原則としてPCリサイクルマークのシールが貼付された製品に限り、リサイクル回収料金は無料です。回収してもらう前に、必要なデータを別の記録媒体に保存して情報管理を万全な体制で行いましょう。

3.リネットジャパンに依頼

ReNet.jp recycleのウェブサイトを運営するリネットジャパンリサイクル株式会社では、古いパソコンのリサイクル回収事業専門の会社です。

自治体と連携しており、環境省・経済産業省より正式に認定されたリサイクル事業者なので、信頼性が高いです。パソコン回収からデータ消去・処分までワンストップ対応、ノートパソコン・デスクトップ型、タブレットや携帯電話の回収にも対応可能です。国の認定工場にて適正な方法でリサイクルされるので、初めて依頼する方もご安心下さい。

データ消去を依頼する際には、政府機関などが導入しているハイテクノロジー活用により、安全に完全消去され、消去証明書が発行されます。

宅配によるリサイクル回収の流れ

  1. 公式サイトのメールフォームから申込み (回収は最短翌日から可能)
  2. 段ボール箱に梱包 (オプションで段ボールの配送にも対応可能)
  3. 提携配送業者の佐川急便で配送 (伝票の記入は不要)
  4. 配送後にリサイクル回収の処理状況をメールで通知

4.買取業者・リサイクルショップでの売却

パソコンの処分でリサイクル料金などのコストが気になる方は、買取業者やリサイクルショップを活用すると良いでしょう。人気の高いメーカーや機種であれば、買取市場でのニーズが高くなるため、高額で買取りされるチャンスもあります。

専用の宅配キットを利用すれば、配送料が無料になるサービスもあります。査定・買取の対象となるパソコンのメーカー・機種は、事前に各店舗にてご確認下さい。

5.メルカリなどのフリマアプリでの売却

メルカリをはじめとするフリマアプリを利用して、パソコンを売却する方法もあります。

ただし、基本的に個人間での取引となるため、配送前にハードディスク内のデータをすべて消去して動作確認を行いましょう。
品質状態が悪いパソコンを出品すると、大きなトラブルに発展するリスクがありますのでご注意下さい。

6.不用品回収業者での回収

不用品回収会社にパソコンの処分を依頼する際には、料金体系やサービス内容について、複数の業者で比較しておくことをおすすめします。

万が一の際に備えて損害賠償保険に加入している業者もあります。

リサイクル事業や買取事業に注力している会社もありますので、各社の事業領域やサポート体制について十分ご確認の上、ニーズにフィットした不用品回収会社をお選び下さい。

部品ごとの捨て方その他

パソコン本体とは別に、マウス・電源ケーブルなどのパーツやパソコン用のケースの捨て方について、どうすれば良いかお困りの方も多いのではないでしょうか。

各部品は小さな物ではありますが、間違った方法で処分しないようにご注意下さい。

マウス

パソコン本体と一緒にマウスを家電量販店やメーカーで回収してもらうことはできません。マウスは小さい部品なので、各自治体によるごみ出しのルールに正しく従いましょう。

マウスは小型家電に区分されるため、市区町村役場やホームセンター、家電量販店などに設置された回収ボックスに入れておけば、適正な方法で処分してもらえます。

電源ケーブル

パソコンの付属品である電源ケーブルは小型家電に区分されています。自治体の不燃物ごみ収集日に出すことも可能ですが、その場合はごみ処理場にて焼却処分されます。

市区町村役場やホームセンターに設置された小型家電専用の回収ボックスに入れて処分することで、貴重な資源としてリサイクルされます。

充電器

パソコンや携帯電話の充電器は、小型家電リサイクルの対象となりますので、市区町村役場などに設置された回収ボックスに入れて適正に処分してもらいましょう。回収ボックスの利用料は無料で、縦15センチ・横25センチ以内の小型家電に該当する物であれば、何個でもOKです。

ケース

パソコン用のケースは資源有効利用促進法や家電リサイクル法の対象外です。不燃ごみの収集日に出すのが一般的です。ケースの品質が高い場合やブランド品であれば、処分せずに買取業者やリサイクルショップに売却することも視野に入れてはいかがでしょうか。

パーツ

パソコンのパーツは、ハードディスク・USBメモリ・マザーボードなどの種類があります。縦15センチ・横25センチ以内の大きさの物は、小型家電として市区町村役場に設置された回収ボックスに入れておくと、各パーツに含まれる有用金属を貴重な資源としてリサイクルされます。

ただし、パソコン用のバッテリーは全国各地の家電量販店に設置された充電式電池リサイクルBOXに入れるのが正しい捨て方です。近所の街の電気店でも回収に対応できる場合もありますので、問い合わせておくと良いでしょう。

小型部品は市区町村の小型家電回収ボックスも

パソコン専用の小型部品は、市区町村役場内にある小型家電回収ボックスにて処分するのが最善策です。家電リサイクル法とは別に、小型家電リサイクルの取り組みが本格的にスタートしてから全国的にも普及してきました。

パソコン用の小型部品には貴金属やアルミなどの有用金属が含まれており、貴重な資源として有効活用することができます。

小型家電回収ボックスを全国各地の家電量販店や市区町村役場に設置してできるだけ多く回収することで再生利用されるだけではなく、ごみ焼却処分にかかるコストが抑えられ、Co2削減の効果も期待できるでしょう。

クレジットカードにも対応:エコスリーでは現金以外にも各種クレジットカードでお支払い可能です。
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