ゴミ屋敷と特定空き家との違いを比較 キレイに片付ける方法も解説
いつのまにかゴミ屋敷と化した我が家をどう片付ければ良いのか、お困りの方もいるのではないでしょうか。
その一方で全国的に空き家問題が深刻な社会問題となっており、このまま放置しておくと特定空き家に指定されるリスクもあります。
そこで、この記事ではゴミ屋敷と特定空き家の違いについて解説し、ゴミ屋敷をキレイに片付ける方法も考察していきます。
ゴミ屋敷と空き家の特徴の違いを比較
ゴミ屋敷とはどんな家なのか
一般的にゴミ屋敷とは、粗大ごみや不用品など使わなくなったものが家屋の外にも積み上げられ、たくさん溜まった状態の家のことを指します。
ワイドショーでゴミ屋敷に関する報道が多く、家の周囲から見てもあきらかに家の外にゴミや不用品が溜まっていて、とても近づける状態ではありません。
うかつに近寄って行くとゴミの腐敗臭が強く、ただゴミが溜まるだけではなく、隣近所にも多大な迷惑となってしまいます。
空き家とは
ゴミ屋敷が増える一方で、全国的に空き家問題も年々深刻な状況になっています。
空き家とは単に「人が住んでいない空いた家」という意味ではなく、「1年以上に渡って人が住んでいない状態、または1年以上まったく使われていない家」のことを指します。
国土交通省では、人の出入り・家の管理状況・家の登記など、空き家の判断基準をいくつか設けており、総合的な観点から判断されることとなります。
空き家が増加する理由と背景とは
全国的に空き家が年々増加してきた原因の大半は、少子化問題・核家族化・相続問題です。時代の変化とともに少子化が進み、「家を継ぐ」といった価値観が薄れてきました。 相続税や家の維持費などの問題もあり、家などの不動産の相続は難しいと言われています。家の相続問題をきっかけに遺族でトラブルになり、「争族」になるケースも少なくありません。
特定空き家とは
空き家問題が年々深刻になってきましたが、特定空き家という言葉についてご存知でしょうか。
国土交通省が規定する特定空き家とは、おもに下記の状態の家のことを指します。
・このまま放置すると倒壊する危険性をともなう
・衛生上良くない状態になる可能性が高い (もはや既に衛生的に悪い状態)
・家の景観を損ないこれ以上放置するのは不適切
たとえば、家の周囲にゴミや腐敗物が散乱して異臭が漂う場合、周辺の住民の安全や健康にも著しく悪影響を及ぼす可能性があります。 あきらかに周囲の住民の安全な生活の妨げになると判断される場合、一定の要件を満たした場合に、国から特定空き家と指定されることもあります。
ゴミ屋敷と特定空き家の違い
ゴミ屋敷であっても特定空き家として指定されない限り、強制的に撤去されることはまずないと言って良いでしょう。
一方、特定空き家に指定された場合は、指摘された箇所について改善しない場合に、国や自治体から解体・撤去するように促されます。最悪の場合は、強制的に撤去となる可能性もあります。
ゴミ屋敷を片付ける方法
要る物と要らない物を区分する
ゴミ屋敷と化してしまった場合、これを改善するには時間と手間がかかります。まずは要る物と要らない物をきちんと区分することから始めましょう。
家族や周囲の人に協力を求める
ゴミ屋敷の片付けはひとりでは無理なので、家族や周囲の人に協力を求め、一致団結して効率良く作業を進めましょう。
異臭を防ぐための対策も必要
ゴミ屋敷の状態になると異臭を放ち、衛生的にも良くありません。
抗菌スプレーや防臭剤などを活用すると良いでしょう。
ゴミ屋敷の片付けに必要な道具を用意する
片付けの作業の際には、鼻や口にほこりなどのごみが侵入しないように、マスク着用、手袋(軍手) や作業服の着用は必須です。
ゴミを入れる新聞紙やゴミ袋、雑巾やモップなどの清掃用具や洗剤も用意しましょう。
害虫が繁殖する可能性もありますので、殺虫剤なども用意しておく必要があります。
不用品回収会社で処分してもらう
ゴミ屋敷になってしまい、家族や周囲の人の協力を得られない場合や、ゴミがあまりにも多くて片付ける意欲を失うこともあるでしょう。 そのような際には、不用品や粗大ゴミの処分や片付けの作業を行政サービスでは対応してもらえません。
ゴミ屋敷片付けに関する実績の高い不用品回収会社に依頼することをおすすめします。
ゴミ屋敷の片付けでお困りの方はエコスリーにお気軽にご相談下さい
この記事では、年々深刻な社会問題となっている空き家問題とゴミ屋敷の片付けについて解説しました。
ゴミ屋敷の片付けでお困りの際には、エコスリーにお問い合わせ・ご相談下さい。
不用品回収事業専門のエコスリーでは、ゴミ屋敷の片付けも数多くの事例があります。
ゴミの分別作業から車両搬送・処分までスピード感を持って対応いたします。 プライバシー保護にも配慮しており、必要に応じて作業スタッフが夜間に訪問して大量のごみをまとめて回収することも可能です。
